何かある予感はしたが、具体的に手を思いつくことが出来なかった。
▲３二馬と切るのが正解だったらしい。
△同金の一手に▲４三銀と被せる。
なので△４三同金と取れば▲４一金と捨てて龍を回る。
もし△５一玉と逃げるようなら▲５三銀と被せて必死。
△４二角の合い駒にもやはり▲５三銀。
これで▲３二金からの詰めろになっている。
なので後手から△３二金が最善の受けとなる。
これには角を取って▲３二金。
追いかけて角を被せる。
これも▲７二金からの詰めろ。
そこで△８三角と受けるが▲５二金と迫る。
△７一玉に▲６一金△同角▲７二金。
７二で清算して▲６一角と打つ。
先に龍を作られて銀を打たれた局面。
▲同金と取ってしまったが、ここで▲５二銀と攻め合うのが
正解だったらしい。
飛車を取られたら▲４一銀打と王手をかける。
４三の金を取ってさらに追撃し、
相手玉を端に追い詰めてから▲５八金と自陣に手を戻す。
ここで△８八飛のような手なら、▲２二銀から▲３三金と引いて
詰めろがかかる。
一手詰めも見えない。
相手に持ち駒がないので△８七飛成で詰んでいた。
実はここに至るまでに決めるべきときが何度もあった。
ここで△２八飛と打てば勝ちだった。
持ち駒が歩しかないので金を上がるしかないが、馬を切って送る筋があった。
再び角しか持ち駒がない。
後手三間飛車が飛車先を交換して来たとき。
飛車をぶつける。
交換には▲３八同金と取る。
△４九飛の打ち込みには底歩で受ける。
▲５八飛と打って次に金を寄れば飛車を捕獲できる。
△４九飛に代えて△５七飛なら▲３五飛で、これも捕獲。
結局、後手は飛車を打ち込むのではなく、△３一銀と引くのがソフト最善。これには▲５四歩から角交換して▲７七角と打つ。
