金を打って詰めろをかけたが、実は自玉に詰みがあった。
まず反対側に桂馬を捨てる。
▲７七同銀は△５九龍で即詰みなので▲７七同金だが、そこで馬を切って送りの手筋を使う。
この金を取らないとすると▲６八玉と上がるしかないが、それには△７六桂以下詰む。
ということで取るしかないが、△５九龍への合駒が金以外の場合（例えば角）は△８八銀と捨てる手がある。
戻って△５九龍への合駒が金の場合は△６八銀と打つ。▲８八玉には△７九銀以下詰み。▲８九玉には龍を切って△８八金と捨ててから△７九銀以下詰み。▲７八玉と上がるが。
▲６八玉と銀の方を取れば、そこで４五にいる桂馬が生きてきて△５七銀以下詰み。
冒頭に戻って、▲３六金に換えて▲３三角と王手で迫るべきだったらしい。
真っ直ぐに△２五玉と上がるのは▲２三龍以下詰み。△３五玉には▲４四角成と成り返って追撃する。
真っ直ぐに△３六玉には▲４七金から▲２三龍と追う。
△２六歩の合駒に▲３七金と支えの角を払って次の▲２六龍が厳しい。
△３六玉に代えて△２五玉なら▲２三龍と追う。
合駒が△２四歩なら▲３四龍以下、詰む。
