週末には少し将棋を。

ソフトで調べた手や、ネット将棋の記録など。

相横歩取り定跡をネットで学ぶ

横歩取りの定跡をWikipedia,Wikibooks,その他ブログ等から 勉強したメモかわりに。

先手の横歩取りに対して後手から角交換して △7六飛とこちらも横歩を取った場面が基本図。

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図1 △7六飛まで
▲7七銀の他に、▲7七桂、▲7七歩などもあるらしいが ネット上に情報が乏しいので省略。

  19 ▲7七銀
  20 △7四飛
  21 ▲同 飛
  22 △同 歩
  23 ▲4六角

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図2 ▲4六角まで
▲4六角で▲5五角と打つのは△2八歩▲同銀△2五飛の十字飛車をくらう。

▲4六角に△8二歩と受けるのは▲8三歩△7二金▲8二歩成△同銀▲8三歩と 先手の攻めが続く。 なので定跡は△8二角と打って再び角交換。

  24 △8二角
  25 ▲同 角成
  26 △同 銀
  27 ▲5五角

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図3 ▲5五角まで
今度は△2八歩なら▲8二角成と銀を取って攻めあう。 が、その前に飛車を打って相手の形を乱す。

  28 △8五飛
  29 ▲8六飛
  30 △同 飛
  31 ▲同 銀
  32 △2八歩
  33 ▲8二角成

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図4 ▲8二角成まで
さらに攻めあう。

  34 △2九歩成
  35 ▲4八銀
  36 △3八歩打
  37 ▲8一馬

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図5 ▲8一馬まで
後手はと金を清算してから△5五角と攻めを続ける。

  38 △3九と
  39 ▲同 銀
  40 △同歩成
  41 ▲同 金
  42 △5五角

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図6 △5五角まで
先手は角を無視して▲7二銀と打つ。 後手は王手の連続で追う。

  43 ▲7二銀
  44 △3七角成
  45 ▲6八玉
  46 △7六桂打
  47 ▲7七玉

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図7 ▲7七玉まで
風前の灯火のように見えて、これで先手が良いらしい。

  48 △5九馬
  49 ▲7六玉
  50 △7五銀
  51 ▲同 銀
  52 △同 歩
  53 ▲8五玉

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図8 ▲8五玉まで
先手は入玉が目前まで来る。後手は飛車を打って追撃。

  54 △8六飛
  55 ▲7四玉
  56 △8一飛
  57 ▲6一銀成

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図9 ▲6一銀成まで
飛車ではなく金の方を取る。

  58 △6一同飛
  59 ▲7三桂
  60 △7二銀

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図10 △7二銀まで
なぜ飛車を逃げないのか? △7一飛と逃げると▲6一金△同飛▲同桂成のときに △6一同玉と取ることができない。 もし取ると▲4一飛車に△5一桂(合い駒)▲7一飛△同玉▲5一飛成以下、 詰んでしまう。(上方向を先手の王が抑えているのがポイント。)

  61 ▲6一桂成
  62 △同 銀
  63 ▲7一飛打
  64 △6二桂打
  65 ▲7五玉
  66 △7四銀打
  67 ▲6六玉

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図11 ▲6六玉まで
この▲6六玉と逃げた状態で先手の勝ちらしい。 この状況でもし角を持つと後手玉は詰んでしまう。

例えば後手から

  68 △4四角
  69 ▲5六玉
  70 △9九角成
  71 ▲7七桂

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図12 ▲7七桂まで
と追撃されて、馬を切って2枚替えにされても 直後に▲4一飛と打つことができる。

  72 △7七同馬
  73 ▲同 金
  74 △同 馬
  75 ▲4一飛

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図13 ▲4一飛まで
以下、則詰み。

  76 △4一同玉
  77 ▲6一飛成
  78 △4二玉
  79 ▲5一角
  80 △4一玉
  81 ▲5二金打

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図14 ▲5二金まで