先手ノーマル四間飛車、高美濃で▲６七銀型に対して後手腰掛銀、そんなところで桂馬を跳ねる仕掛け

▲６七銀型のまま▲５六銀と出ずに高美濃に組まれた場合にのみ成立する仕掛け。後手から飛車先の８筋と７筋を突き捨てて、なんとそこでいきなり△６五桂と跳ねる。

01-△６五桂まで

▲６五同歩に角交換から飛車を走って、居飛車がまるまる桂損になるが、これで指せるらしい。

02-△８六飛まで

▲６四歩の取り込みには、飛車を成りこむのではなく、桂馬の頭を叩いて、と金を作りに行く。

03-△７六歩まで

なおこのとき先手が高美濃ではなく▲５二金の形の場合には、△７六歩に▲７八銀と引かれて以下△７七歩成▲同銀△８七飛成▲６六角といった展開で振飛車がやや良い。

05-▲６六角まで

もう一度角交換の後に▲５五角△３三角と合わせたときに、▲９一角成と香車を取られて馬を作られる。高美濃だったらここで△６七歩が打てるのだが、▲５二金がいると無効。

06-△３三角まで

戻って、▲６四歩に代えて▲７八銀なら、一旦は飛車を成りこんで次の△７九龍を狙う。

04-△８八飛成まで