飛車先を突いた局面。
▲８六同歩なら△７五歩から攻めを継続するのだが、▲同角と取られた。
このときは右四間飛車に転向するのが良いらしい。
次の６筋の取り込みを受ける手としては角を引くのが考えられる。
その場合はまず角頭の７筋を突き捨てる。
そして６筋を取り込む。
▲６六同銀なら、先ほど７筋を突き捨てた効果で△７六歩～△８五桂がある。
これは放置すると次に△７七歩成▲同桂で先手の角の利きが遮断されたタイミングで△６六飛と銀を取ることができる。
これを予め受けて▲５七金と寄って銀に紐を付ける手がありそうだが。
それには△７七歩成から清算したあとに褌の桂馬の筋がある。
ということで△６六歩の取り込みには▲同角の方が良い。
角交換の後、飛車の裾から角を打つ。
飛車を寄られるとこの角は死んでしまうが、後手は銀を取ってさらに飛車に当てながら龍を作ることができる。
