先手がノーマル四間飛車に対して後手を持ってミレニアム囲いにしたときの変化で、先手が▲５六歩とついた局面。
この▲５六歩はいずれ▲７八飛と三間飛車に振り直してから▲６八角～▲４六角の転換を見据えている。
△３一金と締まるのに対して▲７五歩と位を取ってくる。
対して△５三銀と上がる。先手は▲７八飛と三間飛車に振り直して来る。
なお▲７八飛に替えて▲４六歩なら、△６四銀▲７六銀△５三角と、先手の７五の歩を狙って行く。
以下、▲６五歩△７五銀から交換になり▲６四歩には△５七銀と打って攻め合いにすれば良い。
また▲７八飛に替えて▲７六銀なら△５一金～△４二金と守りを固めれば良い。
戻って▲７八飛に対しては、ここで△６四歩と突く。
対して例えば▲９八香のような手だったなら、さらに△６五歩と仕掛ける。
▲６五同歩なら角交換して△８六歩から突破すれば良い。
△６四歩に▲６八角と引いたなら△８六歩と突き捨ててから△６五歩と仕掛ける。これには▲７六飛と浮き飛車で受けることができる。
そこで△６二飛と回る。
▲７七角の受けなら△６六歩と取り込んで▲６六同銀に△６五歩と叩く。
▲５七銀と引くしかないだろうが、角交換の後に△６六歩と伸ばして攻めが続く。
戻って、▲７七角の前に▲５五歩△同角と入れるテクニックがある。
今度は△６六歩の取り込みに▲同銀が角にあたって来る。
この場合は△３五歩と相手玉のコビンを狙う。
▲５六歩には△４四角と引いておいて、▲８五歩なら△１五歩と端を攻める。
▲１五同歩には△６六歩と補充して△１七歩と打つ。
▲１七同香には△２五桂と跳ねて、▲１六香と逃げれば△３六歩▲同歩△３七歩と攻める。
銀桂の交換になれば△８七銀が厳しい攻めになる。
