飛車先で銀交換して引いたときに▲７七銀と打たれて矢倉囲いが再生された局面。
ど真ん中に角打ちがあった。
金引きで６筋を受けられたときは４筋に馬を作る。
馬を消しに行く▲１六角には△３九銀の打ち込みがある。
戻って△５八角の打ち込みに▲２七角と４筋側を受ければ６筋に馬を作る。
金引きには裾から銀を打って後手の勝ち。
この銀は▲７九同金と取ると△８七飛成で即詰み。玉を端に寄るしかないが、△６八銀不成と金を取ってこれが７八の金取り。
▲６八同銀なら△７八馬で必死。
よって角を飛び出して金に紐をつける手が最善ではある。
これには金をへばりつく。
先手はこの金も取れない。止む無く▲８八金と寄るが、桂馬を取って
上から被せて打つ。
